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縄文の暮らし楽しもう 7月に茅野で信毎こどもスクール

 信濃毎日新聞社は7月21日、茅野市尖石縄文考古館一帯で第9回信毎こどもスクール「縄文の夏祭り」(社団法人長野県新聞販売従業員共済厚生会共催)を開く。俳優で日本考古学協会会員の苅谷俊介さん(65)をメーン講師に、講演や語り合い、体験学習を通じて、縄文時代の人びとの暮らしとその魅力に迫る。小学校高学年向けで、参加者を募集している。
 苅谷さんは、ドラマ「西部警察」の刑事役や、NHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国」の本多忠勝役などとして活躍。その一方で、日本各地の遺跡の発掘調査に参加し、在野の考古学研究者としても知られている。
 スクールは午後0時半〜4時半。前半は、考古館近くにある縄文中期(約4000〜5000年前)の与助尾根遺跡の復元住居前で、苅谷さんが「俳優と考古学二足のわらじを履いて」と題して講演。その後、元県立歴史館総合情報課長の宮下健司さん(60)と歴史プロデューサーの早川知佐さん(35)を交えて、縄文の暮らしについて語り合う。
 後半は、3班に分かれて体験学習。(1)「縄文の料理」班は、黒曜石をナイフに加工し、火をおこして調理を体験。(2)「縄文のアート」班は、苅谷さんと、茅野市出土の国宝土偶「縄文のビーナス」などを粘土で制作する。(3)「縄文の音楽・ダンス・ファッション」班は、岡谷市を拠点に活動する縄文太鼓グループ「森の精霊」の演奏を聴き、ともに貫頭衣を作ったり、踊りを楽しむ。
 定員は、親子50組程度(先着順)。スクールを体験しながら取材する小学生のこども記者(原則4〜6年生)も10人程度募集する。記者は基本的に、事前学習として6月23日、尖石縄文考古館を取材する。
 スクール、事前学習とも参加無料。申し込みは、郵便番号、住所、電話番号、氏名・学年(保護者名も)のほか、希望者は「こども記者希望」と書き、信毎地域活動部へ、はがき(〒380―8546長野市南県町657)か、ファクス(026・236・3193)、メール(e−chiiki@shinmai.co.jp)で。体験学習は第1、第2希望まで明記(多い場合は先着順)。折り返し聴講券を送る。問い合わせは同部(電話026・236・3110)。

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