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2011年7月13日〔編集局〕
信濃毎日新聞社は8月1日、こども取材教室「たんけん 信濃の国 岡谷編」を、岡谷市で開き、蚕糸の歴史といまの製糸を学ぶ。手作業で生糸作りを続ける同市の宮坂製糸所を訪ね、ベテランの女性従業員にも話を聞く。原則、小学4〜6年生の参加者を募集する。
教室は、「たんけん 信濃の国」をテーマにした信毎こども記者クラブの活動の一環。県歌「信濃の国」に「蚕飼(こが)いの業(わざ)の打ちひらけ」などとある養蚕や製糸業について、岡谷市で栄えた背景や歴史、手作業で取る生糸の価値、面白さを取材する。
同市郷田の独立行政法人「農業生物資源研究所」旧生活資材開発ユニットに集合。市立岡谷蚕糸博物館長で農学博士の高林千幸(ちゆき)さん(60)から岡谷の製糸業の話を聞き、経済産業省から近代化産業遺産に認定された多条繰糸機(たじょうそうしき)などを見る。その後、同市東銀座の宮坂製糸所へ。糸を取る作業を見学し、宮坂照彦社長(72)らに話を聞く。
午後0時半〜4時。定員15人で先着順。参加無料。申し込みは住所、名前(振り仮名と保護者名も)、学年、年齢(8月1日時点)、電話番号を書き、はがき(〒380―8546 長野市南県町657)かファクス(026・236・3193)で、信濃毎日新聞地域活動部「こども取材教室」係へ。問い合わせは同部(電話026・236・3110)。
【写真説明】取材に行く宮坂製糸所。ベテランの女性従業員が手作業で糸を取っている