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「信州ゆかりの天才」展 長野で6日−7月11日

 県信濃美術館と信濃毎日新聞社は、6日から7月11日まで「信州ゆかりの天才アーティスト―長野県信濃美術館名品展―」を開催します。1966(昭和41)年に開館した信濃美術館は、主に長野県にゆかりのある作家や信州の風景を題材にした作品の収集を進め、現在約2900点を所蔵しています。今回は、その膨大な日本画、洋画、版画、彫刻、工芸などのコレクションから、えりすぐりの約100点を展示します。
 日本画の章では、「日本美術院の作家たち」のコーナーを設け、近代日本画の発展に大きな役割を果たした飯田市出身の菱田春草の「羅浮仙」や松本市出身の西郷孤月の「月下飛鷺」などの作品を展示します。また、横山大観と春草がインドを旅行したのちに描いた春草「乳糜供養(にびくよう)」と大観「釈迦と魔女」の対幅も見どころです。
 ほかに中野市出身の菊池契月や伊那市高遠町出身の池上秀畝などの代表作も展示します。
 洋画では、信州の風景画を特集します。「浅間山」を題材にした、梅原龍三郎、小絲源太郎、小諸市出身の小山敬三、上田市出身の中村直人、飯田市出身の横井弘三の作品が並べられ、それぞれの表現の違いや個性を楽しむことができます。
 入場料は大人500円、大学生300円、高校生以下は無料です。開館時間は午前9時から午後5時。毎週水曜日は休館です。問い合わせは信濃美術館(電話026・232・0052)へ。

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