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未来を創る読書、活動推進を 茅野で7月サミット

 今年の「国民読書年」の記念事業として「読書は未来を創(つく)る−読書・図書館自治体サミット茅野」が7月4日、茅野市民館で開かれる。財団法人「文字・活字文化推進機構」(東京)、茅野市、市教育委員会、信濃毎日新聞社が主催。作家で日本ペンクラブ会長の阿刀田高さんが記念講演し、同市など5自治体の読書活動推進について公開討論会をする。
 サミットは、本の魅力や言葉の大切さを伝えるため学校や自治体、報道機関などが連携する取り組みの一つで、先進自治体が集まる催しは初めてになる。
 阿刀田さんは「読書は、人を育てる」の演題で話す。元NHKアナウンサーの山根基世さんによる朗読、市内で読書普及活動を続ける「読書の森 読(ど)りーむinちの」の本間佐男(すけお)会長による特別報告もある。公開討論会には茅野市のほか、村営の本屋がある福島県飯舘村、「えほん図書館」がある愛知県小牧市、岩手県北上市、千葉県袖ケ浦市の教育長や元図書館長らが出席。山根さんがコーディネーターを務める。
 関連イベントで、7月4日に市図書館と同市民館で「おはなし会」を開き、5日朝は市内の各保育園や幼稚園、小中高校で行っている読書や読み聞かせを公開する。
 サミットは午後1時から。定員780人で先着順。入場無料。申し込みは、はがきかファクス、電子メールで文字・活字文化推進機構(〒101−0051 東京都千代田区神田神保町3の12の3、ファクス03・5211・7285、メールアドレスinfo@mojikatsuji.or.jp)へ。

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【写真説明】茅野市内の小学校で行っている朝読書の時間。ボランティアが読み聞かせをすることもある=4日、宮川小学校(左)。 阿刀田高さん

文字・活字文化推進機構ホームページ⇒こちら

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