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2009年1月21日〔事業局〕
松本市で昨年7月に開いた「平成中村座 信州まつもと大歌舞伎」の実行委員会は20日、一般市民などを対象に昨年10−11月に行った同歌舞伎の開催効果調査の結果を発表した。経済波及効果額は事業費約2億6000万円の約2・2倍にあたる約5億7762万円とし、意識調査では一般市民の7割以上が開催を評価したとした。実行委は「地域経済の活性化に寄与しており、開催効果は十分にあった」としている。
調査は、無作為抽出した松本市民1000人に満足度や公演関連の消費額、今後の開催希望などを質問する調査用紙を郵送。428人から回答を得た。
一般市民への調査結果によると、開催そのものについて「評価している」「やや評価している」が合わせて76・6%に上った。観劇者などに聞いた公演の満足度では公演内容と、役者陣が市中心部を回った「お練り」について、ともに9割以上が「満足」か「やや満足」と答えた。関連グッズには「やや不満」か「不満」との回答が計29・0%。今後の開催希望は54・5%が「開催してほしい」で、「開催してほしくない」は4・7%だった。
飲食費や交通費などの平均消費額は、観劇した市民が約3940円で、お練り見物者は約2080円だった。
実行委は「お練りの約5万人の人出が高い経済効果につながった。観劇しなかった理由に4割以上がチケットを入手しにくいことを挙げており、次回は、より多くの市民に見てもらえるよう工夫したい」としている。
実行委は、2010年夏の開催を目指して次回公演の検討に入っている。菅谷昭市長はこの日の記者会見で、経済波及効果について、「通常の文化事業は(投資額の)1・6倍くらいなので、大変よかった」と述べ、10年夏開催に前向きな姿勢を示した。