◇新着情報
- [1/ 6]15年春採用の社員を募集 4月2日締め切り
- [1/ 4]「第21回信毎賞」推薦3月末まで受け付け
- [12/27]写真コンクール入賞作品決まる
- [12/21]AC長野、優勝の軌跡 記念グラフ21日発売
- [12/19]信大で合同就職説明会 東海地区の12社参加
- [12/10]新卒者向け就職説明会 長野の会場に大学生ら200人
- [12/ 4]課題写真コンクール15日締め切り テーマは「行楽」
- [12/ 1]サンクトペテルブルグ室内合奏団 長野で18日演奏会
2008年7月 6日〔事業局〕
夏の松本に歌舞伎がやってきた−。中村勘三郎さんらが出演する「平成中村座 信州まつもと大歌舞伎」は5日夜、松本市のまつもと市民芸術館で幕を開け、初日は1170人の観客が歌舞伎の魅力に引き込まれた。
ヨーロッパや東京で重ねた公演の締めくくり。演目の「夏祭浪花(なにわ)鑑(かがみ)」は、夏の大阪を舞台に、勘三郎さん演じる団七が、恩人の息子を助けるために舅(しゅうと)を殺してしまう筋書き。ろうそくの炎で緊迫感を表現したかと思うと、一転、にぎやかな真昼の祭りになるなど、目を離せない演出が繰り広げられた。
公募の市民約80人も出演。総勢百人が舞台を埋め、客席最後列まで駆け上がる威勢のいい踊りを見せた。最後は団七たちが舞台奥の松本城に向かって逃げる演出もあり、パトカーが迫ったところで幕切れに。役者たちが舞台に登場すると、観客は総立ちで拍手を送った。
市や松本商工会議所、信濃毎日新聞社などでつくる実行委員会が主催。13日まで全12公演を行う。
【写真説明】市民キャストも出演した信州まつもと大歌舞伎の「夏祭浪花鑑」の初日公演=まつもと市民芸術館