来春の大学卒業生などを対象にした「合同就職説明会」（信濃毎日新聞社主催）は２１日、松本市内のホテルで開いた。ほとんどが黒っぽいスーツ姿の学生約３４０人が来場。各社ごとに設けた席に緊張した様子で座り、メモを取ったり、質問したりしながら説明を聞いていた。
　採用側は県内８４社が参加。松本市出身で大阪府内の大学３年女子（２１）は「今年は選ばなければ就職できると言われるが、やりたい職種に就きたい。興味がある会社があったので来た」。同市内の短大１年女子（１９）は昨年春に入学したばかりとあって、就職活動の早さに少々戸惑いを口にしつつも、「早く決めたい。遊ぶのはそれから」と話していた。
　同説明会は今後、４月までに松本の２回を含め、県内７会場で計９回開催する。問い合わせは信濃毎日新聞社「長野県の企業ガイダンス事務局」（電話０２６・２３６・３３８７＝土、日、祝日を除く午前１０時−午後５時）へ。