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教諭にNIEの実践例紹介 塩尻で本社前アドバイザー

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 塩尻市の県総合教育センターで14日、信濃毎日新聞社読者センターの前NIEアドバイザー、鯛中信彦さん(62)=千曲市=が小中学校教諭を対象に「NIEの意義と実践」を講義した。教育現場で新聞を活用した県内外の実践例を紹介したり、効果を説明した。
 鯛中さんは「新聞は詳報性、継続性などに優れ、低下が問題となっている思考力や読解力の向上につながる」などと教材としての意義を指摘。昨年度からNIE実践校になった飯山市木島小で、冷夏や少雪などの記事に注目したことで、児童の関心が異常気象や温暖化へ向いた例を報告した。
 講義は、総合学習や社会科学習にさまざまな教材導入を検討しようと教育センターが開いた研修講座の一環。参加した諏訪地方の中学社会科教諭は「新聞は教材として生徒には難しいという印象があったが、読みこなす力を付けるためにも、教師側で積極的な活用を考えたい」と話した。

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