(2008年11月 7日更新) グランプリ、全体評

 今年のグランプリを獲得した「植林ブログパーツ グリムス」をはじめ、各受 賞作品の作者コメント、審査員評、ウェブ投票の詳細などをご紹介します。

グランプリ+審査員・高城賞

グリムス運営チーム 【東京都港区】 植林ブログパーツ グリムス

受賞コメント

 グリムスはブログ上でバーチャルな木を育てる育成型ウェブサービスです。ブログ投稿回数に応じてバーチャルな苗が成長し、大人の樹へ成長すると提携NGOの手により実際に植林を行います。本業を別に持つ5人が、環境問題の意識向上を目指し昨年10月1日に立上げました。
 立上げ前にNGOの方々に「こういうサービスをしたいので、植林委託をお願いできないか」と依頼するも提携に至らなかったり、ユーザー増加でサービス一時中断等、苦労もありましたが、ユーザー、提携NGO、各支援企業の応援の結果、歴史ある賞をいただくことができました。まだ小さなサービスですが、引き続き応援いただければ幸いです。この度は本当に素晴らしい賞をありがとうございます。

【審査員評】

 グランプリ受賞おめでとうございます。これだけのプロジェクトを、少数個人で運営されている熱意を感じます。この熱意にブロガーの方々も、賛同し、登録ブログ数2万越えは、凄いとしか、言い様がありません。また、ゲーム性にも優れていて、苗木の成長パターンが3,000以上もあり、フォトスペースを見ていると、様々な苗木があり、楽しいですね。
 ひとつリクエストなのですが、植林履歴数、植林スタンバイ数は、トップページでも、分かるようにして下さい。また、植林レポートの充実を期待しています。グランプリ受賞で、さらに、登録数が増えていくと思いますので、植林活動を頑張ってください。ブロガーの皆さん、是非グリムスの参加をお願いします。

(高城剛さん)

■全体評

 今年の作品は全体的に均質な印象で、いささかマンネリの傾向もみられた。特に団体、ビジネス部門にそれが感じられ選考に手間取った。ブログは、その一方で、個性を競う気配も見えている。日本は世界有数のブログ発信国らしいが、そのわりには応募作品が少ないのではなかろうか。
 ホームページ発信は今後も簡易化や表現技術の進化がなされていくことであろう。しかし、たとえイメージ作りのテクニック面でのレベル等が年々上がったとしても、ホームページ発信の要諦は発信情報の中身、訴え方の独創性にある。今後は発想面での競争が高まることを期待したい。
(下田博次さん)
 今年も楽しみにしていました、信毎ホームページ大賞。皆さん頑張っていますね。ここ数年、ブログシステムなどの広がりから、誰でも、ホームページが作成できるようになり、1次審査通過も厳しい中、役立つ情報があったり、自分の為、他人の為、色々拝見でき、とても楽しかったです。
 見やすい、読みやすい、サイトも多数ありましたが、大きすぎる画像のサイトも、見受けられました。モバイルPC派の私には、少々、サイズが大きすぎると感じられましたので、様々なPC、モバイル環境を考慮して、一工夫なさるのは、どうでしょうか。また、膨大になってしまった情報整理も大切です。億単位のサイトがある中、読んでもらうには、見易さ、分かり易さは、重要だと思います。皆様の今後のご活躍を、期待しています。
(高城剛さん)
 受賞者の皆様、おめでとうございます。今年のノミネート作品は個性豊かな、デザイン性に優れたサイトが目立ち、ブログの普及で似たようなサイトが多くなっている中で、眺めるだけでも楽しかったです。しかも、内容の濃いサイトばかりで、点差をつけるのに苦労しました。
 また、国際色豊かな作品が多いのも特徴で、自宅に居ながらにして世界の情報を知ることができ、じっくり読み込ませていただきました。グランプリに選ばれた「グリムス」は、ブログパーツが世界各地の植林に連動しているという、バーチャルとリアルの連動、さらにエコロジー活動にも参加できるという点が新鮮でした。
 今回賞を逃した作品も本当に惜しかったと思いますので、今後も見ても読んでも楽しいサイト作りを続けていただきたいです。
(三井貴美子さん)
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