(2008年12月 3日更新) 「ブログを書く」が「エコ」とつながった

 今年の信毎ホームページ大賞で見事にグランプリを受賞した「植林ブログサービス グリムス」。一体どんな方がこのサイト(サービス)を運営しているのか―。事務局が、「グリムス運営チーム」を取材してきました!!

 「グリムス運営チーム」は、東京都内の会社員、笹森良さん、相川知輝さんら5人で構成。本業はそれぞれ「グリムス」とは別にお持ちで、それぞれ広報・宣伝や技術、デザイン、段取り(?)など、得意分野を担当しているそうです。
 事務局:まず最初に、どうして「グリムス」を始めたのか、きっかけや経過を教えてください。
 グリムス:もともとブログについてすごく面白そうだなと感じていて、そのブログで何か育てたりするサービスが出来ないか考えていたんです。一方で、環境問題についても関心を持っていたので、「ブログで育てる」+「環境」の組み合わせで何かできないかと探した結果、現実的に実現可能だったのが植林ブログパーツでした。昨年(2007年)5、6月ころに活動をスタートして、同年10月にサービスを始めました。

 事務局:今では会員数も2万人を大きく超えました。成功の秘密は何だとお考えですか。
 グリムス:エコブームに乗ったこともあるとは思います。が、環境問題に現実に取り組むのって、大変じゃないですか。一般の人は、環境問題に関心を持っていても何をしていいか分からない。日常生活の中のブログを書くという簡単な行為で環境貢献できるというのが、支持されたんだと思います。
 また毎日ブログを書くというのは、寄付サイトでボタンを押すのとは違って、ある程度、努力して習慣化しないと続けることができません。自分が習慣化の努力をすることで「エコ」ができるという点も、良かったんだと思います。ブログを書きながら「エコ」をするという、「ながらエコ」を実現できました。
 あと、個人が自分の苗を育てるという、「1人=1本」的な形に具現化できたのも大きいと思います。この発想はかなり早い段階から考えていましたが、みんなで1本の木を育てるというスタイルを選択したら、こうは成功できなかったと思います。

 事務局:今までで一番苦労したことはどんなことですか
 グリムス:立ち上げの前後、2カ月が苦しかったです。もう、システムがトラブル続きで…。それでもサービスを始めてあまり時間がたってないのに、100人、200人が参加してくれているんだ―ということがうれしかったし、それを励みに頑張りました。

 事務局:ところで信毎ホームページ大賞には、どうして参加しようと思ったのですか。
 グリムス:サイトをPRするのに、コンテストに応募するのもアリかなと考えたからですね。ネット検索でコンテストを探していて見つけたのが信毎ホームページ大賞。過去の受賞作品などを見ると、内容をしっかり審査しているコンテストだと感じて応募しました。

 事務局:グランプリの知らせを受けて、どうでしたか。
 グリムス:それはすごくうれしかったです。誰かにほめられたことはなかったですし。存在が認められたってかんじですね。仕事のミーティング中に知らせを受けて、思わず家族に「グランプリとったよ」と電話したメンバーがいたくらいです。

 事務局:会員数もどんどん増えていくと思いますが、運営や植林の態勢、費用の問題など、課題もあるかと思います。今後の抱負を聞かせてください。
 グリムス:メンバーのテンションが高いうちに、会員数10万人を突破したいです。また、グリムスは環境(貢献)活動の入り口のサービスなので、グリムスをきっかけに、現実に(環境に貢献する)行動を起こしてくれるような会員が出てくるようになればいいなと思っています。
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