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県内観光名所、大正―昭和の姿 案内絵図40点集め出版

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 信濃毎日新聞社は、大正から昭和初期にかけて作られた県内の観光案内図を集めた本「信州観光パノラマ絵図」を出版した。戸倉上山田温泉(千曲市)や高遠城址(じょうし)公園(伊那市)などの観光名所を、上空からの視点で見た「鳥瞰(ちょうかん)図」を中心に、約40点を収録している。

 掲載した案内図は、県立歴史館(千曲市)などが所有する250点余の観光資料の中から、各地の特徴をよく表したものを厳選。各地の歴史や由来などを紹介する解説文を添えた。出版部は「観光案内図を見て当時に思いをはせながら、現地にも足を運んでみてほしい」としている。

 明治後半から昭和初期、県内では鉄道網の整備が進んだのに伴い、観光ブームが起きた。案内図は観光振興のため、鉄道会社や地元の商工会議所、観光協会などが発行したという。

 A5判、239ページ。1785円(税込み)。県内の主な書店で購入できる。問い合わせは信濃毎日新聞社出版部(電話026・236・3377)。

写真説明:信濃毎日新聞社が出版した「信州観光パノラマ絵図」

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