北海道から沖縄県まで、全国４４地方紙の元日付朝刊の展示が１５日、長野市の信濃毎日新聞本社ロビーで始まった＝写真。各紙が力を入れる元日付の紙面は、その年の方向性が表れることから、読み比べる機会にと展示している。

　新潟県の新潟日報は、昨年１２月の衆院選で自公政権が誕生したことを受け、県民が政治に求めるものを探る企画をスタート。初回は、同県に東京電力柏崎刈羽原発があることから、原発政策の転換に対する戸惑いと期待をまとめた。沖縄県の琉球新報は、現在増加中の同県の人口が２０２５年にピークを迎えるとされ、減らないようにする県の計画を取り上げた。各紙とも地域性豊かな紙面だ。

　２月２日まで。日曜を除く午前９時〜午後６時（土曜は午後５時まで）。入場無料。