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2010年7月14日〔メディア局〕
県内で絶滅の危機にさらされている動植物をカメラで追った信濃毎日新聞の連載企画「希少種はいま」が出版された=写真。環境省や県版のレッドデータブックを基に選定した絶滅危惧(きぐ)種を、増田今雄編集委員が現場に出向いて写真と記事で現状を訴えた写真ルポ。本紙朝刊で2007年7月から始まり、10年3月まで100回掲載した。
本では、新聞掲載の約120種に未掲載種の写真などを追加、加筆、修正し、合計160種余を紹介。ニホンジカの食害で壊滅状態のヤシャイノデ、盗掘や乱獲、林野の荒廃などから数を減らすラン科の植物や高山チョウ、ライチョウや高山植物など信州の高山で命をつなぐ氷河期の遺存生物たち。目にする機会の少ない動植物をきれいなカラー写真でとらえつつ、消えゆく種を必死で守ろうとする人たちの取り組みや苦悩などを紹介、保護を訴える。
珍しい魚類のスナヤツメや鳥類のヤマシギ、山にすむヒメボタル、厳冬期の純白のライチョウ、海綿動物のヌマカイメンなどのほか、突然信州に飛来した国の特別天然記念物トキやコウノトリも収録した。掲載写真を抜粋した写真展も予定している。
A5判、192ページ。定価1680円(税込み)。県内の主な書店、信毎販売店で販売。直送(要送料)も。問い合わせは本社出版部(電話026・236・3377)へ。