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「閉塞社会から希望社会へ」 信州岩波講座テーマ決定

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 「信州岩波講座」実行委員会は23日、須坂市内で総会を開き、本年度の活動計画を決めた。基本テーマは「『閉塞(へいそく)』社会から『希望』社会へ−変革の時代を生きる」とし、8〜9月に計3回の講座を同市メセナホールで開く。
 本年度は12年目。8月8日の初回は「大転換の先にあるもの−新しい秩序を求めて」を主題とし、詩人・作家の辻井喬氏が講演。その後、辻井氏と、経済同友会終身幹事の品川正治氏が対談する。
 同月21日の2回目は「『地方力』の復活−暮らしの場から考える」が主題。慶応大教授の金子勝氏が講演し、下水内郡栄村の前村長、高橋彦芳氏と対談する。
 9月11日の3回目は「生きる意味−人として尊重される社会をめざして」が主題で、精神科医の香山リカ氏、ジャーナリストの江川紹子氏の講演と、両氏の対談がある。
 このほか、高校生が中心となって企画・運営する「信州岩波講座高校生編」も予定している。また、読書ボランティアなどへの図書の贈呈も行う。
 同実行委は須坂市や岩波書店、信濃毎日新聞社、NPO法人「ふおらむ集団999」などで構成。昨年度は計3回の講座に延べ1529人が訪れた。
【写真説明】江川紹子氏、香山リカ氏、金子勝氏、辻井喬氏(左から)

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