信濃毎日新聞読者センターは７日、県内の小中学校や特別支援学校計６０４校を対象に、本紙記事を活用した「信濃毎日新聞学習シート」の配信を始めた＝写真。教科や総合的な学習の時間など、新聞を活用した授業（ＮＩＥ）に役立ててもらう。
　国語、社会、理科を中心に、同センターで依頼した県内の小中学校教諭と元教諭、計２４人が作成している。シートはＡ４判で、最近掲載された本紙記事と内容に応じた学習課題を１〜２枚にまとめてあり、そのまま児童生徒に配布して使える。
　今回配信したうち、伊那市高遠の「桜守（さくらもり）」を紹介する記事を使った「中学校・道徳」は、登場する「桜守」の心情などを考えさせる内容。「小学校・理科」では、川辺の石の自由研究で全国表彰を受けた小学生の記事を紹介し、川原の石の特徴について理解を深めさせるようにした。
　毎週水曜日に計５組程度、電子メールで配信していく。