紫式部作の「源氏物語」は、王朝文学の代表といえます。この物語を題材に描かれた作品が「源氏絵」です。
　信濃毎日新聞社刊の「源氏物語　おんなたちの世界」は、松代藩真田家や松本の商家などで受け継がれてきたり、俵屋宗達が描いたとされたりする源氏絵に粗筋を添え、解説を組み合わせた、新しい形の源氏物語の入門書です。
　本書の著者で、長野市在住の文学研究家、堀井正子さん＝写真＝の発刊記念講演会を２月６日午後１時半から、同市南県町の信濃毎日新聞長野本社２階講堂で開きます。県内に伝わる源氏絵を紹介しながら、源氏物語の世界により近づいていただく内容です。
　定員２５０人。入場無料ですが、聴講券が必要です。希望者は、はがきに郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、聴講人数を明記のうえ、〒３８０−８５４６　信毎出版部「源氏講演会」係まで。問い合わせは、平日午前９時〜午後５時に同部（電話０２６・２３６・３３７７）へ。
　本書は、四六倍判、オールカラー、１２８ページ、定価１６８０円（税込み）。お求めは書店、信毎販売店へ。信毎出版部からもお送りしますが、送料が必要です。