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2009年11月 4日〔販売局〕
第2回信毎飯伊文化講演会(信濃毎日新聞社、信毎飯伊販売店会主催)は3日、諏訪中央病院(茅野市)名誉院長の鎌田実さん(61)を招いて飯田市鼎文化センターで開いた。鎌田さんは、行き詰まった社会や、そこで暮らす人間にとってのキーワードとして「あったかい」を提案。満席の約600人が耳を傾けた。
ストレスの多い社会で心身を守るために「感動して心をあったかくする」訓練をするようアドバイス。美しい景色やおいしい料理に感動し、大脳の前頭葉を刺激することで、イライラを鎮める物質が分泌される−と解説した。
また、旧ソ連・チェルノブイリ原発事故の放射能汚染地域で、白血病の子どもの希望をかなえるため、冬にパイナップルを探し歩いた日本人看護師を紹介。うわさを聞いた人が持っていた缶詰を病院に届けたといい、「あったかい看護師がいて、あったかい連鎖が起きた」と述べた。
その上で「憎しみや恨みは暴力や戦争につながるだけ。あったかいは、不況を乗り越える上でも、企業、病院、地域や国づくりにとっても大事だ」と指摘した。
【写真説明】講演する鎌田実さん