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「川中島の戦いと北信濃」出版 長野市民新聞70回連載

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 長野市民新聞(長野市)に2007年1月から08年5月まで、70回にわたり連載された記事「もうひとつの川中島」を1冊にまとめた「川中島の戦いと北信濃 武士・民衆もうひとつの真実」が、信濃毎日新聞社から出版された。
 連載は、NHK大河ドラマ「風林火山」の放送に合わせ、「英雄伝説だけでなく農民の嘆きや地元の史実を掘り起こそう」と企画。長野市立博物館(同)や県立歴史館(千曲市)などの学芸員ら6人が執筆を担当した。
 出版に当たって加筆、再編した。「地域国人たちの栄枯盛衰」「村人たちの戦い」など八章と序章、附章からなり、史跡の写真や県立歴史館が所蔵する資料などを交え、川中島の戦いを分かりやすく解説している。
 執筆者で真田宝物館(長野市)の学芸員、原田和彦さんは「娯楽ではない史実を、歴史をつくった民衆を主人公にして、人々が戦をどう生きたかを伝えたかった」と話している。長野市民新聞社は、教科書に載っていないエピソードも多いことから「地元を知るきっかけにしてほしい」とPRしている。
 同書は四六判、221ページで、1600円。県内の書店で販売する。
【写真説明】長野市民新聞の連載記事をまとめた「川中島の戦いと北信濃」

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