※チーム名左の数字はナンバーカード。メンバー表は出走順で、同じ選手が２回走る場合は省略。◎は主将、Ｆはふるさと選手。氏名、所属、年齢、出場回数の順。

【１１　飯山下水内】チーム力向上、上昇期待

　ふるさと制度などで加入した選手が、チームの底力を押し上げた。「今回は起死回生の大会」と伊東監督。「ゼッケン（１１）より上の順位」を目指し、数年来の低迷からの脱却を狙う。
　旧下水内郡豊田村が中野市と合併し、今回から飯山市と栄村だけでチームを編成。選手層が薄い中、実業団選手の小出、大学生の荻原ら前回になかった力に期待する。クロスカントリースキー選手の服部を合わせた３人が要所区間を２度走る。
　例年より早く７月から週２回のチーム練習を始め、夏場は１日３５キロを走り込んで底力を上げた。伊東監督は「つなぎの区間で踏ん張ることができれば、前回より２０分はタイムを縮められる」としている。

【メンバー】
▽監督　伊東　宣和（飯水陸協）６７
▽選手　服部　正秋（飯山学園）２６（３）
　宮本　祐樹（飯山北高）１７（２）
　丸山　直人（飯山一中）１４（１）
Ｆ小出　徹（ＹＫＫ）２５（３）
　春日　葉月（飯山二中）１５（３）
　家塚　慎二（しなの富士通）３０（１２）
　阿部　哲哉（飯山南高）１８（１）
　野口　誉継（信大）２１（３）
　荻原　有輝（山梨学院大）２２（６）
◎斉藤　雅広（栄村役場）４２（６）
　伊藤　宏文（上越教大院）３３（２）
　田中　淳（飯山市体協）２４（４）
　久保田翔吾（中野実高）１８（２）
　北川　直也（飯山北高）１８（２）
　川久保賢人（飯山北高）１６（３）
　山岸　和（飯山南高）１５（２）
　藤木　勇紀（栄中）１５（２）
　江口　勇輝（東洋大）１８（３）
▽補欠
　小沢　則夫（大信畜産）４９（２２）
　宮本　恭志（新光電気）４３（６）
　栗林　肇（飯山市役所）３８（１０）
　小川　直樹（岳北消防）３２（１）
　丸山　藍（名城大）１９（７）
　清水　純平（飯山一中）１４（１）

【１２　大町北安曇】生かしたい「中山効果」

　１０位だった昨年も目標にしていた一けた順位への復帰を目指す。五輪マラソン元代表で、郷土が生んだヒーロー中山が２６年ぶりに大町北安曇チームに加わり、選手たちの刺激になっている。“中山さん効果”（楜沢監督）を結果につなげたい。
　監督は「つなぎ区間のレベルが昨年より上」と、１０キロ前後区間での頑張りの積み重ねに期待。第１日は７区に昨年の故障から回復した赤沼、８区に上り調子の山田と堅実なベテラン陣を配し、１１区の鎌倉、１２区の中山で後半の追い上げを狙う。
　２日目は、１８区に昨年の区間賞の丸山美。終盤は最長２０区に初日も走る西沢、２１区に宮沢―の安定した二人を置き、一けた順位へ「踏ん張り切りたい」（楜沢監督）。

【メンバー】
▽監督　楜沢　俊明（松川村役場）４１
▽選手　西沢　紀元（高速電機）３０（１３）
　伊藤　秀充（大町高）１５（３）
　上田　瑠偉（仁科台中）１３（１）
　大石　俊広（中部電力）２７（５）
Ｆ小林　理（東京農大）１９（３）
　中村　洋隆（小谷村役場）３１（１４）
　赤沼　広志（白馬高教）４３（２０）
　山田　誠司（山田旅館）４０（１３）
　今滝　耕作（大町高）１７（４）
◎佐藤　孝行（小谷村役場）３４（１２）
　鎌倉　洋介（綜合警備保障）２７（６）
Ｆ中山　竹通（愛知製鋼）４６（９）
　榛葉　琢也（北安曇陸協）２１（７）
　平林　竜一（長野高専）１７（２）
　丸山充（長野地検）３７（１２）
　楜沢　俊明（松川村役場）４１（２０）
　塩島　雄太（白馬高）１７（１）
　丸山　美雪（昭和電工）２１（１０）
　田中啓太郎（大町一中）１４（２）
　宮沢　博文（信越電装）３６（１９）
▽補欠
　細井　貴裕（北安曇陸協）２２（４）
　村山　真一（松川村役場）３０（３）
　郷津　敏充（池田工高）１７（１）
　下里　直弥（大町一中）１５（１）
　竹村　純菜（仁科台中）１３（１）

【１３　須坂上高井】新たな布陣、調子上向き

　昨年のチームから若手・中堅４人が仕事の都合などで抜け、ベテランと新戦力を中心とした布陣で挑む。「チームワークは良い。総合力で、１３位だった昨年以上の順位を目指す」と井上監督。
　勝負強い青木を１区に置き、新人の岡田、山口で流れに乗って４区のエース山岸につなぐ作戦。上りの９区は期待の新人宮川に託した。山岸と並ぶエース坪井に２０区を任せ、アンカーの山本まで粘り強く走り抜く。
　距離が長い６区、１０区、１６区を、主将の山崎宝、チーム最年長の佐藤、４８歳の丸山充に任せた。「ベテラン勢の安定した走りや練習に臨む姿勢は若手の模範」と井上監督。「全体練習などでチームの調子は上向きだ」と手応えを感じている。

【メンバー】
▽監督　井上　正見（須高農協）５７
▽選手　青木　瑞樹（長野高専）１９（６）
　岡田　幸洋（長野日大高）１７（１）
　山口　総太（相森中）１４（１）
　山岸　健司（新潟大）２２（８）
　山崎　梨奈（小布施中）１３（１）
◎山崎　宝久（エフサス）４５（７）
Ｆ秋山　勝美（ＮＴＴＢＡ）４１（１７）
　穂刈　聡（長野高専）１８（４）
　宮川　鉄也（農業）３３（１）
　佐藤　悦夫（森上小職）５６（３０）
　丸山　茂樹（須坂市役所）３２（３）
　田幸　文博（栗ガ丘小教）３７（８）
　荒井　広宙（中野実高）１８（１）
　深井　利彦（中野実高）１８（２）
　丸山　充（木島平中部小教）４８（７）
　後藤　光男（大和製作所）４９（１２）
　森野　麻美（松商学園高）１７（４）
　小島　康成（小布施中）１５（１）
　坪井　健治（ニットー）３２（１７）
　山本　周一（アスザック）３４（２）
▽補欠
　山崎　秀良（鈴木）４１（２）
　藤沢　充宏（藤田屋酒店）３３（１）
　石井　雄貴（須坂園芸高）１７（２）
　山上　拓馬（須坂東中）１４（１）
　土屋　奈美（墨坂中）１４（１）

【１４　中野下高井】実績ある４人の新戦力

　旧中野市と旧下水内郡豊田村の合併により、今年初めて旧村地域の４人がチームに加わった。いずれも飯山下水内で実績のある神田、高橋輝、山口雅、高橋恒。「選手層の底上げにつながる大きな新戦力」と清水監督は期待する。４人を初日に起用し、高橋輝は２日目の１４区も走る。
　就任４年目で、１３、１４、１４位と続いてきた清水監督は１２位以内を目標に掲げ、「初日にいい順位をキープして、２日目を逃げ切りたい」。
　昨年１３区で区間賞に輝いた黒岩怜は、得意な上りの８区と長距離１６区を担う。２日目も、１６区から１９区藤木までを中心にスピードのあるランナーをそろえ、順位アップを狙う。粘りのある湯本憲が１区と２０区を走る。

　【メンバー】
▽監督　清水　正志（岳南消防）５７
▽選手　湯本　憲一（武田）３２（１８）
　萩原　徹（飯山北高）１７（１）
　曽根　幸太（中野平中）１５（１）
Ｆ神田　靖彦（筑波大）１９（３）
　小林　瑞歩（中野平中）１４（１）
　山口　辰也（山ノ内社協）４２（１４）
　若林　拓也（中野高）１８（１）
　黒岩　怜生（岳南消防）２４（８）
　竹内　響一（自営業）２３（１）
　高橋　輝雄（平林産業）４２（９）
　山口　雅博（鈴木）４７（１６）
　高橋　恒善（農業）５１（３５）
Ｆ湯本　耕平（法政大）２２（２）
◎笠原　豊（岳南消防）３１（４）
　武田　和也（中野実高）１８（３）
　黒岩由佳子（長野高）１７（１）
　藤木　悠平（中野平中）１４（１）
　石川　雄麻（仁科工業）２０（７）
▽補欠
　久保田千代（みゆき農協）４４（２０）
　上村　忠男（久保田工務店）５２（９）
　高野　英二（高野建具店）３２（５）
　丸山　大貴（中野実高）１５（２）
　武田　康（高社中）１３（１）
　松村奈々美（野沢温泉中）１４（１）

【１５　上水内】10代が８人、若さと結束力

　合併で長野市に編入した豊野、戸隠、鬼無里の旧３町村を除いて編成した最初のチーム。他の地域との合同も取りざたされたが「地域が一つになる機会」（矢野監督）と、単独出場を決めた。選手の確保は一層厳しくなったが、レギュラーに１０代が８人おり、若い力の台頭に望みを託す。
　馬力のある大学生コンビ、柳沢、土屋を序盤に置き、上りが多い８―９区に成長著しい高校生、滝沢と、経験豊かな主将小林を配した。レースの流れを崩さず、繰り上げスタートなしを目指す。
　矢野監督は「チームに中、高校生が１１人いて将来性がある。経験を積み、力をつけていってほしい」と期待。小さいチームならではの固い結束力で存在感を示したい。

【メンバー】
▽監督　矢野　俊則（ニチアスセ）６０
▽選手
　柳沢　克典（北海道大）２２（４）
　土屋　隆正（新潟医技専）２１（６）
　原山　駿（信濃中）１４（１）
　矢野　陽介（ＪＲ東日本）２６（１１）
　越山　陽香（信州新町中）１５（２）
　長谷川久嗣（ニチアスセ）２６（９）
　佐藤　翔馬（長野東高）１６（１）
　滝沢　剛（屋代高）１６（２）
◎小林　正季（上水内陸協）２８（１３）
　小川　裕樹（信濃中教）２４（３）
　清水　宏彦（ヤハタ）４６（８）
　宮尾　勝雄（長野ろう校職）３３（１５）
　清水　尚希（更級農高）１８（４）
　佐藤　弘紀（長野商高）１６（１）
　永井　公彦（中部森管署）３４（６）
　吉沢　芹菜（信州新町中）１４（２）
　渡部　司（信濃中）１３（１）
　諸岡　真悟（長野市消防）３０（１５）
▽補欠
　相沢　健太（長野日大高）１８（２）
　丸山　健志（富士通ＩＴ）４２（２１）
　二本松正志（上水内陸協）４１（１２）
　矢野　俊則（ニチアスセ）６０（１６）
　竹内　竣哉（信濃中）１３（１）
　杉山　茜（信濃中）１５（１）