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2006年2月 2日〔編集局〕
第10回新聞労連ジャーナリスト大賞の贈呈式が1日、都内で行われた。信濃毎日新聞社の連載企画「柊(ひいらぎ)の垣根−ハンセン病元患者たちは今」が特別賞を受賞。取材にあたった畑谷史代記者が新聞労連の美浦克教中央執行委員長から賞状を受け取った=写真。
連載は2004年9月から05年3月まで朝刊社会面に55回連載。都内の国立療養所多磨全生園に暮らす長野県出身の男性を中心に、01年の国家賠償請求訴訟で勝訴した後も故郷に戻れずにいるハンセン病の元患者たちを描き、彼らを隔て続けている社会のありようを考えた。平凡社新書「差別とハンセン病 『柊の垣根』は今も」として出版されている。
選考委員のルポライター鎌田慧氏は「読者に分かりやすいルポルタージュ。一人の記者が問題を追い続けた点を評価した」と述べた。畑谷記者はあいさつで「答えを持たずに続けた連載がさまざまな人の目に触れ、うれしく思う」と話した。