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2006年1月27日〔メディア局〕
信濃毎日新聞の元論説主幹、花嶋堯春さん(66)=長野市屋敷田=が昨春まで25年にわたり執筆を担当した本紙1面のコラム「斜面」を本にまとめ、「生きるって素晴らしい」と題して出版した。「朝読んで元気になる、光が差すような文章」を心掛けたという花嶋さんは、本にも身近な自然や歴史、各地の伝統など「前向きになれる話題」を選んだ。
花嶋さんが執筆した1980―2005年の計約7000回分の中から、時事問題を除いた192回分を選び、「戦争と平和を問う」「書く・言葉を磨く」「草木との対話」など20章に分けて掲載した。
「斜面」は約600字。花嶋さんにとって「読者への手紙だった」という。何を書くか日々悩みながら、記事に主観や実体験を織り交ぜて「子どもからお年寄りまで、この文章をどう読んでくれるのかを思いながら書いた」。時代を映すコラムを書き続けた原動力は「読者からの励ましの手紙や電話」だったという。
本の最後に「文章に強くなる―体験的3つのこつ―」として、分かりやすい文章の書き方について記している。題字と装画は、「斜面」を通じて親交を深めた絵手紙作家の小池邦夫さん=東京都=が担当。各章の冒頭ページには、読者から寄せられた植物や昆虫などの絵や写真も載せた。
信濃毎日新聞社刊。46判、374ページ。1365円。問い合わせは信濃毎日新聞社出版部(電話026・236・3377)へ。