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2012年7月22日〔編集局〕
信濃毎日新聞社は21日、第9回信毎こどもスクール「縄文の夏祭り」(社団法人県新聞販売従業員共済厚生会共催)を、茅野市の尖石(とがりいし)縄文考古館一帯で開いた。俳優で日本考古学協会会員の苅谷俊介さん(65)らが講師となり、語り合いや縄文時代の料理や土偶作りの体験などがあった。親子連れ約80人が大昔の暮らしに思いをはせた。
苅谷さんは講演で、全国の遺跡調査に参加して発掘物を見てきた経験から「縄文時代の人々は感性が光り輝いていた」と発言。元県立歴史館総合情報課長の宮下健司さん(60)と、歴史プロデューサーの早川知佐さん(35)を交えた語り合いでは、宮下さんが縄文土器について「一つの土器に人間のしぐさの絵が幾つも記録された例がある」と芸術性の高さを説明した。
参加者は3班に分かれて縄文の暮らしを体験。「縄文のアート」班は茅野市出土の国宝土偶「縄文のビーナス」の複製を粘土で作成。「縄文の料理」班は黒曜石のかけらでニジマスをさばくなどして料理4品を作った。「縄文の音楽・ダンス・ファッション」班は貫頭衣作りやダンスを楽しんだ。料理班の飯田市鼎小5年の菊原駿希君(10)は「黒曜石の切れ味に驚いた」と話していた。
【写真説明】縄文土器について説明する宮下さん(立っている3人の中央)ら