歌手で女優のジュディ・オングさんの木版画を集めた「ジュディ・オング〓玉（せいぎょく）　木版画の世界展〜日本の美に魅せられて」が１０日、長野市若里の水野美術館で始まります。８月１５日まで。
　同美術館の特別企画展で、同美術館と信濃毎日新聞社、信越放送の主催です。
　台湾出身のジュディさんは１９６１（昭和３６）年、１１歳で日米合作映画「大津波」で女優デビュー。以来、女優・歌手として活躍する傍ら、２５歳ごろから木版画の制作を始め、「ジュディ・オング〓玉」の雅号で創作活動を続けています。
　「日本家屋」と「花」をテーマに、全国各地の旧家や神社仏閣を取材。大胆な構図で描いた作品は高い評価を得ています。８３（昭和５８）年に日展に初入選。２００５年には「紅楼依緑」で日展特選を受賞し、現在は日展会友です。
　今回は、初期から昨年の日展に出品した最新作まで約６０点を展示します。７月１０日午前１１時と午後２時から、ジュディさんの「ミニトーク＆サイン会」を開きます。定員は各１００人。
　同展の入場料は、一般１０００円（前売り券８００円）、中・高校生７００円、小学生４００円。小中学生が土曜日に無料になるなどの割引があります。
　問い合わせは、同美術館（電話０２６・２２９・６３３３）へ。
（〓は、ニンベンに青）
【写真説明】ジュディ・オングさん