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2010年5月16日〔編集局〕
信濃毎日新聞社は15日、「昔の少年雑誌を開いてみたら」をテーマにしたこども取材教室を千曲市屋代の県立歴史館で開いた。県内の小学2〜6年生の30人が参加。同館が所蔵する戦前の貴重な雑誌を手に取り、心に残ったことや昔と今の雑誌の違いなどを記事にまとめた。
同館考古資料課長の原明芳さんら4人の学芸員が講師を務め、昔の少年雑誌の特徴を説明。少年雑誌は高価で子どもにはなかなか買えず、友達同士で回し読みをしていたことや、戦争やスパイ、冒険などの物語に夢中になっていたと振り返る千曲市内のお年寄りの話などを紹介した。
同館はこの日、「少年〓楽部(くらぶ)」を中心に約50冊を用意。子どもたちは、見慣れない古い漢字や旧仮名遣い、色あせたカラーページなどを珍しそうに眺め、記事に取り上げる1冊を選んだ。
記事の構想を練る子どもたちに、学芸員たちは「昔の広告を見ると面白いよ」「付録もいろいろな種類がありました」などと助言。子どもたちは、写真入りで東京の名所を紹介する記事を見て、「昔の人も東京にあこがれていたのですか」と質問したり、当時の子どもたちが欲しがった自転車や双眼鏡の当たる懸賞ページを見つけたりと、それぞれの発見を楽しんでいた。
児童の記事は23日付の「信毎こども新聞」面に掲載する。
(〓 倶の旧字)
【写真説明】ずらりと並んだ古い少年雑誌を手に取る子どもたち