２０１０年春卒業予定の大学生らを対象にした県内企業の合同就職説明会（信濃毎日新聞社主催）が１８日、長野市のホテルメトロポリタン長野で２日間の日程で始まった＝写真。初日は１０１社が参加。前年より２０社余り少なかったが、学生は前年実績を上回る６７５人が訪れた。
　厳しい雇用情勢を反映し、信大工学部３年の女子学生（２１）は「採用人数が減らされないかと心配」と不安そう。それでも「複数の企業と面談することで、やりたいことが定まってきた。製造業で研究開発に携わりたい」と積極的にブースを回っていた。
　北信地方の部品メーカー担当者は「全体の採用は抑えるが、理系の大卒は大歓迎」。営業職の獲得を目指す南信地方の運輸業者は「中小企業が良い人材を獲得するチャンス」と話していた。
　１９日は正午からで、４７社が参加する。松本市のホテルブエナビスタでも、２０日午後１時から開く。