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2008年11月12日〔メディア局〕
素晴らしい景観と豊かな電力資源で有名な黒部峡谷。この本は、黒部峡谷に巨大な姿を見せる黒部ダムの建設工事の苦闘をつづった記録小説です。石原裕次郎主演、三船敏郎共演の映画「黒部の太陽」の原作としても知られています。
この秋、大阪市の梅田芸術劇場で初めて舞台化され、大きな話題と大好評のうちに幕を閉じました。さらに、フジテレビが開局50周年に合わせて来春のスペシャルドラマ放送を企画。主演の香取慎吾さんらが、黒部ダムでロケをしたことが報じられました。共演者には小林薫さん、綾瀬はるかさん、津川雅彦さんら主役級の俳優が顔をそろえています。
この本は、現在発行されている唯一の原作です。ロングセラーとして根強い人気を保っており、今回のドラマ化を機にカバーを新しくしました。新デザインは、出水と闘いながら北アルプスの山中を貫くトンネルを掘削していくイメージです。
著者の木本正次さんはあとがきで「黒四で苦労した大勢の人たちの、人間の記録を書きたい。この工事で殉職した171人のために、紙碑を立てたいと思うのです」と記しています。延べ1000万人にも及ぶ多くの人たちが働いた黒部の谷底に積み重なる7年の歳月の重さを、原作で感じてください。
文庫判、372ページ、定価840円(税込み)。お求めは書店、信毎販売店へ。