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2007年12月 2日〔信毎文化事業財団〕
第52回信毎健康フォーラム(信濃毎日新聞社、信毎文化事業財団主催)は1日、「糖尿病」をテーマに飯田市公民館で開いた。疑いが濃い人を含めると「成人の6人に1人」が該当するという病気の基礎知識や、予防に大きな比重を占める食生活について、市民ら約200人が学んだ。
信大医学部(松本市)医学教育センターの相沢徹教授は「自覚症状がないからと放っておくと、失明や腎臓病などの合併症が出るのが特徴だ」と強調。「『予備軍』になっても運動療法、食事療法をしっかりやれば、6割は糖尿病にならない」と早い時期に発見、対応する必要性を述べた。
飯田病院(飯田市)栄養科の石田雅子・管理栄養士は、テレビなどでさまざまな健康情報がはんらんする中、食品をめぐる誤解もある−と指摘。特に「健康食品と薬の併用による事故も起きている」とし、医師や栄養士らに相談するよう助言した。
飯島裕一・本社編集委員が進行したパネル討論では、相沢教授が、肥満が糖尿病の危険性を高める理由や、血糖値の上昇が合併症を引き起こすメカニズムなどを解説。子どもの糖尿病の増加に関連し、石田栄養士は家庭での「食育」の重要性を指摘した。
【写真説明】「糖尿病」をテーマに開いた第52回信毎健康フォーラム=飯田市公民館