信濃毎日新聞ニュース特集「2007県議選」
県議選「関心ある」70% 信毎世論調査
2007年4月 2日掲載
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 信濃毎日新聞社は県議選(8日投開票)が告示された3月30日から1日までの3日間、選挙への関心度などを聞く県民世論調査を行い、結果をまとめた。県議選に「かなり関心がある」「まあ関心がある」は計70・0%で、「あまり関心はない」「まったく関心はない」の計30・0%を上回った。投票先については半数超の53・7%が「決めている」と回答。ただ「決めていない」も46・1%に達し、候補の訴えを見極めようとする有権者も多い。
 関心度は、前回2003年の同時期の本社調査(計72・9%)を2・9ポイント下回った。また、昨年の知事選告示(7月20日)から3日間行った調査(計90・4%)と比べると20・4ポイント低くなっている。一方、投票先を「決めている」人の割合は、前回県議選の同時期を3・0ポイント上回った。
 地域別の関心度は、中信が計74・7%、南信が計71・3%と7割を超えたのに対し、東信は計67・7%、北信は計66・8%だった。年代別では、70歳以上が85・1%、60代で82・7%と8割台だったが、年代が下がるにつれて低下。30代は54・4%で、20代は45・5%と半数を切っている。
 投票する際に最も重視することは「政策・公約」が32・5%で最多。「人柄」19・6%、「地元の候補」15・7%、「知事・県政への姿勢」12・8%−などと続く。県政全体と、地域代表を選ぶ性格を併せ持つ県議選で、選択基準が1様でないこともうかがわせている。
 投票に当たり、最も重視する政策・分野(2つ以内)は、「高齢者福祉・介護」が55・8%と抜きんでている。次いで「教育」27・2%、「子育て支援策」22・7%、「県の行財政改革」20・7%、「産業・雇用」17・8%、「環境政策」13・4%−と続く。
 政党支持率は、自民党22・9%、民主党12・5%、公明党2・5%、共産党2・6%、社民党2・8%、国民新党0・3%、新党日本0・2%。支持政党なしが54・4%と半数を上回った。


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