信濃毎日新聞ニュース特集「2007県議選」
「候補者遠く感じる」 長野市区の豊野町地区
2007年3月31日掲載

 豊野町は今回から長野市区に。定数10に15人が立候補した激戦区の新地域とあって、豊野駅周辺には少なくとも7陣営が日中に入れ替わるように訪れ、遊説した。
 商店街で衣料店を構える善財明さん(71)は各陣営の遊説に耳を傾けたが、「浅川の治水問題を中心に関心はあるが、今回は候補者が遠く感じる」。遊説はほぼ自身の特徴のアピールと名前の連呼だけ。“地元”候補は不在で「誰が地域の声を聞いてくれるのか、見極めなくては」と話す。
 同地区の選挙人名簿登録者数(29日現在)は8263人。市区の2・7%だが、前回の投票率は旧市より高く、複数陣営が「軽視できない」。血縁や人脈を活用して浸透を図る動きも活発だ。
 約50の商店でつくる豊野商盛会の田中均会長(49)は日中、仕事で候補の訴えを聞く機会はなかった。「よく知らない候補も多いが、当選後にこの地域をしっかり考えてくれる人を選びたい。商店街活性化など具体的な政策を聞きたい」と話していた。
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