信濃毎日新聞ニュース特集「2007県議選」
対知事 分かれる姿勢 「支持」「不支持」ともに22人
2007年3月31日掲載

 信濃毎日新聞社が30日時点でまとめた、県議選の立候補者92人(無投票当選者7人を含む)の村井知事・県政への姿勢は、「支持する」22人、「支持しない」22人、「是々非々」42人、「その他」6人と分かれた。「支持」と「不支持」の候補が争う選挙区も多く、選挙結果は今後の県政運営にも影響を与えそうだ。
 「支持」のうち8割余の18人が現職。これに対し「不支持」は6割余の14人が新人だ。「是々非々」の内訳は、現職24人、元職2人、新人16人。女性15人のうち、「支持」はおらず、9人が「不支持」、6人が「是々非々」とした。
 届け出党派別では、知事が衆院議員時代に所属していた自民党は、13人中9人が「支持」、4人が「是々非々」。公明党の2人は「是々非々」とした。
 民主党(6人)は「支持」はなく、「是々非々」5人、「不支持」1人。共産は11人中10人が「不支持」で1人は「その他」。社民の2人は「是々非々」とした。
 県会会派で届け出た政信会の3人は「支持」2人、「是々非々」1人。あおぞらは4人全員が「不支持」で、党派により現県政への距離感に大きな違いがある。
 無所属の51人は「是々非々」が28人と半数強を占め、「支持」は11人、「不支持」は7人だった(「その他」が5人)。
 選挙戦に入った19選挙区のうち10選挙区では、「支持」と「不支持」双方の候補が立候補。伊那市(定数2)は現職2人が「支持」に対し新人1人が「不支持」。駒ケ根市(同1)は現職が「不支持」、元職が「支持」に分かれ、ぶつかる構図だ。
 一方で、定数1を3人が争う小諸市、同1に2人が立った大町市は、候補がいずれも「是々非々」の立場を示す。田中県政への姿勢が大きな争点となった前回選と比べると、対立構図は鮮明になっていない面もある。
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