今回の県議選は、立候補者92人のうち41人が政党や県会会派名で届け出た。内訳は現職29人、元職1人、新人11人で、2003年の前回選に比べて1人少ないものの、全立候補者に占める割合は36・2%から44・6%に増えた。
無所属で届け出たのは前回より23人少ない51人。現職と新人がそれぞれ24人で、元職が3人。政党や政治団体の公認、推薦、連合長野からの推薦や支持をまったく受けない無所属候補は現職5人、新人16人の計21人いる。
自民、民主、公明、共産、社民の主要5政党の公認候補(計34人)が全立候補者に占める割合は37・0%で、全員が政党名で届け出た。公認が最も多いのは自民党で13人。同党は政信会で届け出た3人と無所属7人の計10人を推薦し、前回比で公認は1人減、推薦は7人増となった。民主党は公認6人、推薦8人で、前回の各1人から大幅に増やした。
公明党の公認は前回と同じ2人だが、県議選では初めて同党以外の候補を推薦。公認候補がいる長野市、松本市以外の選挙区で、自民党8人、政信会2人、無所属9人を推薦した。共産党は前回より3人少ない11人を公認し、前回と同じ1人を推薦。社民党は公認2人、推薦4人で、前回よりそれぞれ1人少ない。
このほか、田中前知事の後援会元副会長の平野稔氏が地域政党として設立した政治団体「新しい信濃の国」が2人を推薦している。連合長野は17人を推薦、6人を支持。前回より推薦は2人、支持が1人増えた。