信濃毎日新聞ニュース特集「2007県議選」
89人が立候補予定 告示まで10日
2007年3月20日掲載
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 任期満了に伴う県議選(4月8日投開票)は今月30日の告示日まであと10日となった。信濃毎日新聞社のまとめによると、19日現在89人が立候補の意思を表明。現時点では、前回2003年の立候補者116人を27人下回っており、1979年の87人に次いで過去2番目の少数となっている。
 26選挙区のうち、定数4の上田市・小県郡、同2の伊那市、定数1の7選挙区の計9選挙区は、いずれも立候補予定者が定数と同数にとどまっており、無投票となる可能性がある。
 立候補予定者の内訳は、現職52人、元職4人、新人33人。前回の立候補者数と比べ、現職が10人、元職は2人上回るが、新人は39人下回る。女性は13人で4人少ない。
 前回は16選挙区すべてで選挙戦となった1人区は、選挙区再編で今回11選挙区に減るが、このうち立候補予定者が複数いるのは小諸、大町、諏訪、駒ケ根の4市区。一方、定数が10と最大の長野市では前回を1人上回る16人が出馬予定だ。4人が1議席を争う諏訪市、定数2に5人が表明している千曲市・埴科郡など、競争率が2倍を超える選挙区もある。
 今回は、昨年8月の知事選で村井知事が田中前知事を破って当選してから初めて迎える県議選。集会などでは、前・現県政に対する評価や議会改革のあり方のほか、福祉・医療など身近な政策課題を訴える立候補予定者が目立っている。
 政党の公認、推薦状況は▽自民党 公認13人、推薦10人▽民主党 公認6人、推薦8人▽公明党 公認2人、推薦18人▽共産党 公認11人、推薦1人▽社民党 公認2人、推薦4人。このほか連合長野が16人を推薦、1人を支持。田中前知事の後援会元副会長の平野稔・平安堂会長が立ち上げた政治団体も1人を推薦している。


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