信濃毎日新聞ニュース特集

トリノ冬季パラリンピック

井上選手らに応援旗 上田などで寄せ書き トリノへ
2006年3月10日掲載
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 イタリア・トリノで10日に開く冬季パラリンピックのアルペンスキーに出場する上田市真田町の井上真司選手ら日本人選手を力づけようと、同市内の小学生や国内のプロスポーツ選手らがメッセージを寄せた応援旗が現地に渡っている。同市出身の保屋野恵美子さん(58)=東京=が代表を務める点字関連のボランティア団体が呼びかけて製作した。
 旗は縦1.3メートル、横3.3メートルで、世界の国旗を縁に配置している。上田市内の小学生から都内の85歳の女性まで213人が寄せ書きした。長沼健・元日本サッカー協会長、Jリーグ横浜Fマリノスの岡田武史監督、プロ野球ヤクルトの木田優夫投手、上田市域の旧4市町村長もメッセージを寄せ、2月下旬に選手たちに手渡した。
 上田市の県上田点字図書館が50周年を迎え、新上田市発足の記念の意味でも上田地域で重点的に呼びかけた。保屋野さんは「上田で福祉を学ぶ大学生や高校生にも、パラリンピックへの関心が広がれば」と話していた。
【写真説明】上田市内の小学生も寄せ書きしたパラリンピック出場選手の応援旗


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