信濃毎日新聞ニュース特集

トリノ冬季パラリンピック

スレッジホッケー日本チーム トリノで初練習
2006年3月 7日掲載
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 【トリノ5日=井上典子】10日(日本時間11日)開幕のイタリア・トリノ冬季パラリンピックに出場するアイススレッジホッケーの日本チームが5日、現地で公式練習を行った。4日夜にトリノ入りしたばかりとあって軽めの調整で、リンクコンディションなどを入念に確認。中北浩仁監督は「狙っているのは金メダル」と話していた。
 練習は大会会場トリノ・エスポジツィオニで約1時間半。身体の感覚を取り戻すのに重点を置きセットごとに攻撃パターンの確認、シュート練習を繰り返した。GK陣は、照明と重なり相手シュートが見にくくなるポイントをチェックした。
 副主将の石田真彦(長野サンダーバーズ・名古屋市)は「時差ぼけはそれほどではない。練習で汗をかいて、ぐっすり眠れば体内時計は合うだろう」と話していた。
 会場は五輪からパラリンピック用へ改装中。リンクサイドはスレッジに座った選手からリンク内が見えるよう、ベンチなどの壁を透明素材に張り替えた。リンクも整氷し直したばかりで、まだ軟らかめ。ビッグハット(長野市)の硬い氷で合宿してきた選手たちは少々勝手が違う様子だった。
 アイススレッジホッケーは8カ国が2グループに分かれ、予選リーグを行う。日本はスウェーデン、米国、ドイツと同じ組で、初戦は11日(同12日)にスウェーデンと対戦する。
【写真説明】現地入りし初めての公式練習で調整するアイススレッジホッケー日本チーム=5日、トリノ・エスポジツィオニ


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