信濃毎日新聞ニュース特集

トリノ冬季パラリンピック

井上選手応援 旗に寄せ書き 真田の菅平中
2006年3月 1日掲載
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 真田町菅平中学校の生徒約60人が27日、10日開幕のトリノ冬季パラリンピックでアルペンスキーに出場する同町菅平の井上真司選手(39)を激励しようと、日の丸に寄せ書きをした。旗は応援に行く関係者が井上選手に手渡す予定だ。
 井上選手は菅平にある顕正寺の住職。生まれつき右腕に障害がある。幼いころからスキーに親しみ、1998年の長野パラリンピックを観戦してパラリンピックを目指すようになった。長野の会場で知り合った障害者スキー大会常連の協力を得て練習。02年ソルトレークシティーに出場し、今回は2大会目。
 スキーが盛んな菅平中。アルペン競技に取り組む生徒たちは練習時、ゲレンデで井上選手と顔を合わせることも多い。この日寄せ書きした3年生の柴草綾乃さんは「井上さんは優しくて穏やかだけど、スキーの時はとても積極的。フォームもきれいで見習うことが多い」と言い、「全力で強気で思い切り楽しんでください」と書き込んだ。
 応援旗作成は井上選手を激励しようと町が企画。町身体障害者福祉協会が縦約140センチ、横約210センチの日の丸を用意した。
【写真説明】井上選手にあてたメッセージを日の丸に書き込む生徒たち


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