信濃毎日新聞ニュース特集

トリノ冬季パラリンピック

ジャパン・パラ 女子クラシカル5キロは小林制す
2006年2月19日掲載
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 ジャパン・パラリンピックのクロスカントリースキーは18日、北安曇郡白馬村のスノーハープで2日間の日程で開幕し、シットスキー7・5キロとクラシカル5キロを行った。トリノ冬季パラリンピックの日本代表8人中6人が出場。代表同士の争いとなった女子クラシカル・立位は太田渉子(山形)が制した。
 県勢は女子クラシカル・視覚障害に小林深雪(日立システム・小谷村出身)と平沢知緒理(筑波大付属盲学校・飯田市出身)が出場し、トリノ代表の小林が1位になった。
<課題の下り、まずまず>
 ○…トリノ冬季パラリンピックへの24日の出発を直前に控えたレース。視覚障害の小林深雪は課題にしていた下りの滑りを、「焦ることなくいけた」とまずまずの自己評価。ただ、滑り全体について、「上体にふらつきがあった。ストックの突き方はまだまだ」と振り返った。
 急な上りの少ないコースに合わせ、ストックをうまく使うことにポイントを置いたが、「長所である上りの押しで力が出なかった」と小林卓司コーチ。調子がいい時には、前を走るガイドの小林コーチを後ろからあおってくるというが、「今日の滑りだと、トリノでは6位か7位」と厳しい評価を下し、本番での奮起を促していた。
【写真説明】女子視覚障害で1位になった小林深雪(日立システム・小谷村出身)=白馬村スノーハープ


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