3月10日開幕のイタリア・トリノ冬季パラリンピックのアルペンスキーに出場する波田町の三沢拓(ひらく)選手(18)の壮行会が10日、母校の波田中学校で行われた=写真。
三沢選手が会場に入ると、生徒約460人と教員が拍手で出迎えた。全員で校歌を歌った後、ピンクや青などの色紙で折った千羽鶴と花束を贈って激励した。
同校生徒会が今月初旬から準備。生徒代表の2年生、塩原匠(たくみ)君(14)は「夢に向かって挑戦し続けてきた三沢さんは私たち後輩の誇り」とあいさつ。三沢選手は「周りの人に支えてもらったから今の自分がある」と話した。
引き続き町主催の壮行会も町中央公民館で開かれ、町民が応援メッセージの寄せ書きを贈った。三沢選手は11日、チーム合宿に合流。「3月11日に出場するダウンヒルに合わせて調子を上げていきたい」と抱負を語っていた。