信濃毎日新聞ニュース特集

トリノ冬季パラリンピック

「夢に挑戦を」松本の3選手誓い 市役所・母校訪問
2006年2月 9日掲載
06020901.jpg

 トリノ冬季パラリンピックに出場する松本市在住の小林稔(35)=ノルディックスキー、松井順一(56)=アイススレッジホッケー、加藤正(36)=同=の3選手が8日、同市役所に菅谷昭市長を訪ね、健闘を誓った。菅谷市長は「遠く松本から声援を送るので、願わくばメダルを取ってきてください」と激励した。
 リレハンメル大会から4大会連続で出場する加藤選手は「初戦のスウェーデンに勝って波に乗りたい」、松井選手は「まだ1カ月あるので調整して、金メダルを取りたい」と抱負を語った。
 3人のうち小林選手は同日、母校の岡田小学校で開いた壮行会にも出席。出場する視覚障害部門の距離とバイアスロンについて「伴走者の誘導で滑り、射撃は照準が合うと合図の音が鳴るので、それを頼りに撃ちます」と紹介。「視覚障害があってもスポーツなどいろいろな夢に挑戦できる。皆さんも自分の目標に向かって頑張って」と語り掛けた。
 児童代表の上沢和貴君(12)は「卒業生から世界に羽ばたく選手が出たことを誇りに思います」と激励した。
 大会は3月10日から19日まで。小林さんは24日、松井さんと加藤さんは3月4日に現地に出発する。
【写真説明】パラリンピックでの健闘を菅谷市長(左)に誓う小林(右)、松井(左から2人目)、加藤(中央)の3選手


<前の記事 トリノ冬季パラリンピック トップ 次の記事>

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun