○…悪天候で途中で棄権する選手が相次ぐ中、トリノ・パラリンピック代表で地元・白馬村の谷口が2位に入った。「コースに雪が積もっていたのに、予想以上にスピードが出た。最後はいき過ぎた」と言いつつ、「楽しんだよ」と笑顔で振り返った。
鳥取県出身。よりよい練習場所を求めて2000年に長野市へ移り、4年前からは大町市内の建設会社に勤めながら競技を続けている。トリノで初の大舞台に挑戦する。スーパー大回転は最も得意にしている種目だ。
全日本チームは今大会終了後、八方尾根で高速系に的を絞った5日間の合宿に入る。合宿での強化ポイントに「より速く滑るライン取り」を挙げ、トリノへ向けたラストスパートをかける。
【写真説明】男子座位で2位に入り、レースを振り返る谷口彰(相模組)