信濃毎日新聞ニュース特集

トリノ冬季パラリンピック

W杯障害者アルペン志賀 日本勢ようやく金
2006年2月 2日掲載

 ○…初めてのW杯日本開催で、3月に迫ったイタリア・トリノ冬季パラリンピックの前哨戦だった今大会。「韓国大会2日目から31日まで6戦連続でアタマが取れなかった。W杯で勝つのは難しい」。最終日の金3個獲得に、伴一彦チーフコーチはほっとした表情だった。
 活躍する選手が日替わりで登場するのが理想のチーム像―と同コーチ。今大会3日間で3位以内に入ったのは日本勢20人のうち4人。「世界のトップの力は拮抗(きっこう)している。今日の金も手放しで喜べない」と気を引き締めた。
 松井貞彦監督も「トップ選手を脅かす若手の台頭がなかった。パラリンピック代表にもふがいない結果に終わった選手がいた」と指摘した。
 3日から白馬村で行われるジャパン・パラリンピックは、4人程度の代表追加を決める予定の最終選考会。同監督は「トリノへは表彰台に上がれる選手を連れて行く」と、選手たちに白馬での奮起を促した。


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