信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
青山出納長が辞職願 田中知事の落選受け
2006年8月11日掲載

 県の青山篤司出納長(61)は、田中康夫知事が知事選で落選したことを受け、知事の任期が満了する今月31日付で辞職することを決め、10日までに知事に辞職願を出した。青山氏は2002年10月に出納長に就任し、任期は今年10月15日までだった。
 青山氏は取材に対し、「私が仕えた知事が敗れた以上、けじめをつける。(9月1日に就任する)新知事に新しい体制を即座に作ってもらうために、特別職は白紙にしておいた方がいいと判断した」と話している。
 青山氏は埴科郡坂城町出身。吉村県政で環境自然保護課長、企画課長などを歴任。2000年の田中氏の当選後、新設の政策秘書室長に就任し、02年4月から10月まで総務部長を務めた。
 現在、県治水・利水対策推進本部の副本部長も務め、浅川(長野市―上高井郡小布施町)のダムに代わる治水対策の立案を指揮している。


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