信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
子ども記者「負けて悔しい?」 県庁見学イベント
2006年8月11日掲載
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 県は10日、夏休みの県庁見学イベントを初めて開き、田中知事が子どもたちの質問に答える「記者会見」に臨んだ。6日の知事選で村井仁氏に敗れた感想を聞かれ、「人のために尽くすのが田中康夫の人生。もっと別な場所で働いた方がいいよと(県民が)言ったのかもしれませんね」と答えた。
 「村井さんに負けて悔しいですか?」との単刀直入な質問に、保護者たちから小さなどよめき。知事は「(県庁)5階にいる新聞記者みたいなことを聞きますねえ」と応じ、「(県民は)私ではない知事と一緒にこの県を変えたいと思ったんですね」。
 3選されたら何をやりたかったか―との問い掛けに「この6年間、ほかの県よりいろいろなことを始めたので、それをもっとより良くしていきたかった」と話した。「9月からも軽井沢に住みます」とも。
 「会見」中の田中知事は終始笑顔だったが、長野市の小林祐介君(9)は「やっぱりちょっと悔しそう」と話していた。
【写真説明】田中知事に質問しようと子どもたちが手を挙げた県庁見学イベント


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