６日投開票した県知事選で、県警の違反取締本部が５日までに出した公職選挙法違反の警告は２派への９件９人だった。前回同期の４派３１件３１人を大幅に下回り、県警は「立候補表明から告示まで日数がなかったことや、前回に比べ候補者が少なかった影響ではないか」とみている。
　警告の内訳は、候補者の選挙運動用ポスターを公営掲示場以外の民家の壁などに張った文書掲示が４件、県選挙管理委員会に届ける法定文書以外のビラを使って集会への参加や投票を呼び掛けた文書頒布が５件。
　前回、公営掲示場のポスターは５派１４２枚が持ち去られるなどしたが、今回は２派１４枚が破られたり落書きされたりした。県警が公選法違反（選挙の自由妨害）の疑いで調べている。