信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
事務に災害影響なし 岡谷市が1週間遅れ打ち合わせ
2006年8月 3日掲載

 岡谷市は2日、6日投開票の県知事選に向けた選挙事務関係者の打ち合わせ会を市役所で開いた。死者8人を出した土石流災害への対応で開催が予定より1週間遅れたが、市選挙管理委員会によると選挙事務準備に支障は出ていないという。
 市内では、湊小学校(湊3)と岡谷西部中学校(川岸中1)が被災住民の避難所になっているが、投票所は地区の公会所で、被害を受けていないため影響はない。避難所で生活していた被災住民に対する投票所の入場整理券の配布もほぼ完了。「券がなくても投票所に来てもらえば再発行できる」(市選管)という。
 市職員のうち、被災地の消毒や復旧工事、避難所の運営に携わる30人余は、投開票日の選挙事務から外さざるを得ない。このため、代わりに保育士や保健師を充てる。
 災害発生後の21日から始まった期日前投票者数は、1日までの12日間で1257人。公職選挙法改正前の2002年の前回選は、同期間の不在者投票者数が1333人で、今回の方が若干下回っている。
 打ち合わせ会には、各区の区長や市職員ら約60人が出席。投票所の開設準備の方法や投票日当日の注意点などを確認した。


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