信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
駆ける2候補 初の日曜 有権者と
2006年7月24日掲載

<村井 仁氏 産業や農業振興推進>
 23日午後4時5分 長野市のJR長野駅前に到着。車道に向かって大きく両手を振りながら、「村井仁です」。通り掛かった高校生とも積極的に握手を交わす。握手を求められると、両手でがっちり応える。
 同12分 横断歩道を渡って向かってきたお年寄りが「わしはね、このままだったら新潟にでも行ってしまうぞ」と急に大声。周囲のスタッフはびっくり。だが「頑張れよ」の一言で支持者と分かり、笑顔。
 同14分 選挙カーの脇に立ち、この日6回目の演説。「(現職は)借金を減らしたと言うが、資産をつくってこなかった」と強調。「産業や農業振興を進め、県経済を浮揚させなければならない。一時的に借金が増えても、返す道はいくらでもあります」と買い物客らに呼び掛ける。

<田中 康夫氏 現場主義で直接対話>
 23日午後2時45分 飯山市公民館で個人演説会を終了。「防災服を着て現場に飛ぶこともあるのに、遊説カーを出すのも少し違うんじゃないか」。玄関先の選挙カーではなく、支持者の乗用車に乗り込む。
 3時2分 同市の戸狩温泉スキー場駐車場。車を降り、待ち受けた支持者約40人に街頭演説。「私は220万県民と、これからも現場主義で直接対話を続けていく」と強調。県内の豪雨災害にも触れ、阪神大震災でのボランティア体験と重ね「11年前に神戸の被災地を回った私の原点を忘れるな、と自然が訴えていると思う」。
 同20分 「頑張って」と声を掛けられながら、支持者一人一人と両手で握手。眠たげな幼児の顔をのぞき込み「眠くなっちゃった?」と声をかけ、車に乗り込む。

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行き交うドライバーに手を振る村井仁氏=23日午後4時10分、長野市のJR長野駅前

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集まった有権者と握手を交わす田中康夫氏=23日午後3時、飯山市の戸狩温泉


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