信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
知事選出馬予定3氏が政策訴え 松本で公開討論会
2006年7月17日掲載
3人の知事選立候補予定者が意見を述べ合ったマニフェスト型公開討論会=16日、県松本文化会館

 20日告示、8月6日投開票の知事選で、立候補予定者の公開討論会が16日、松本市の県松本文化会館で開かれた。現職で3選を目指す田中康夫氏(50)と、新人で前自民党衆院議員の村井仁氏(69)、新人でコンサルタント会社経営の峯正一氏(44)の3人が、立候補表明後、初めて顔を合わせ、県政運営の基本姿勢などをアピールした。

 田中氏は「一部の人の既得権益でなく、1人1人の県民が何を願い、求め、行うかを自発的に考え、一緒に行動するフラットな社会づくりを行う」と述べた。

 村井氏は「市町村と地域が自立し、個性を発揮できる県にする。権限を市町村に移譲し、強い権限と財源のある状態にすることが行うべき改革だ」と訴えた。

 峯氏は「豊かさを実現するため、自主財源を生み出す力強さをつくる」と述べた。

 会場には約350人が傍聴に訪れ、各氏の主張に聞き入った。

 討論会は、県内18の青年会議所でつくる日本青年会議所長野ブロック協議会が主催した。告示後の28日に長野市の県民文化会館で、31日に飯田市の飯田文化会館で、それぞれ立候補者による合同個人演説会を予定している。

【写真説明】3人の知事選立候補予定者が意見を述べ合ったマニフェスト型公開討論会=16日、県松本文化会館


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