信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
より深い論戦を期待 討論会参加者の声
2006年7月17日掲載

 会場に訪れた参加者からは、候補予定者同士のやり取りに「それぞれの違いが見えて参考になった」との受け止めの一方、さらに突っ込んだ舌戦を期待する声も上がった。
 「立候補予定者がそろって登壇しての討論は、貴重な機会」。この日、電車とバスを乗り継いで会場に来たという小県郡長和町の主婦(69)は、「3人の話が直接、生の声で聞けて良かった」と話した。
 有権者の関心はさまざま。塩尻市の会社経営の男性(60)は、経済の活性化策に関心を持って聴いたといい、「中小企業に対する政策の具体性で判断したい」と述べた。事実上の対決構図となっている田中、村井両氏に対しては「田中氏は財政再建を強調していたが、公共事業が削減された面もあるのでは」=飯田市の会社員男性(36)、「村井氏は市町村への権限移譲を訴えたが、首長の支持を受けているからではないか」=松本市の女性(78)=といった感想も聞かれた。
 一方、主催者のテーマに沿って短時間で答える形式には「具体的な突っ込んだ話が聞けるかと思ったが、少し物足りなかった」=松本市の女性(72)=との受け止めも出ていた。yori


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