８月の知事選に向け、県町村会長の藤原忠彦・南佐久郡川上村長らが９日、新人で前自民党衆院議員の村井仁氏（６９）を支援する「町村長・町村議会議長有志の会」を結成した。
　長野市で開いた会合には中村靖・上水内郡信州新町町長ら代理出席を含む町村長１１人と、宮下典幸・北佐久郡立科町議会議長ら議長３人が出席。それぞれ各地域で後援者に支援を呼び掛けていくことを確認した。同席した村井氏は「最も住民に近い基礎自治体（市町村）に権限、財源を集中させたい」と訴えた。
　塩尻市を除く県内１８市長でつくる「市長有志の会」も同日、村井氏支援に向けて長野市内で会合を開き、出席した１０人が村井氏と懇談した。
　また、元県議１４人も１０日、同市内で村井氏支援のための会合を開き、同日付で「すこやかな長野県をめざす県議ＯＢ会」（佐藤良男会長・４３人）を結成。村井氏の推薦を決めた。幹事長の今井勝幸氏によると、会には共産党の元県議や、現職の首長・国会議員を務める県議経験者は加わっていない。