8月の知事選に立候補を表明している新人で前自民党衆院議員の村井仁氏(69)の後援会「輝く81の会」(略称・かがやく会)が7日、長野市内で発足した。会長に県経営者協会長の安川英昭氏が就任。副会長には、村井氏に立候補を要請した「輝く明日の長野県を考える会」代表世話人を務めた近藤光・連合長野会長、見藤隆子・日本看護連盟会長と、鷲沢正一長野市長、林泰章・前岡谷市長の4人が就いた。
会の名称には、県内の81市町村を重視する姿勢を込めたという。安川氏は記者会見で「経営者協会(会長)という肩書なしで、個人で引き受けた」と説明。田中県政について「経済界の人間とすれば、県政がもたつくのはいいことではない。長野県の経済がよそに比べて相対的に沈滞しており、おかしいところがあると思っている」と述べた。14日に長野市内で設立総会を開く。
一方、現職で3選を目指す田中康夫氏(50)に批判的な県会の自民党県議団など7会派は7日、村井氏を招いて長野市内で意見交換会を開き、同氏支援で一致した。県議40人が出席し、村井氏は「住民に一番近い基礎自治体が地方自治の主役になるよう国に働き掛け、自治体に権限を移譲していく」と決意を述べた。