信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
民主県連 知事選対応決定先送り 構図「望みと違う」
2006年7月 3日掲載

 民主党県連は2日、長野市内で拡大役員会と定期大会を開いた。羽田孜代表は大会冒頭のあいさつで、現新4人が立候補表明している8月の知事選について「私たちが望んだものとはかけ離れたものと言わざるを得ない」と述べた。ただ、党としての対応については明確な方針を示さなかった。
 運動方針などをめぐる大会の質疑で北沢俊美幹事長は、現職の支持、出馬表明した新人の支持のいずれでもない「新たなる第三の道を求めるという意見が多い」と、独自候補擁立を求める声が県連内に根強いと述べた一方、「可能かどうか分からない」とも発言。週内にも常任幹事会を開き、対応を協議すると説明した。
 大会後の会見で、北沢氏は「輝く明日の長野県を考える会」の要請を受けて立候補表明した前自民党衆院議員の村井仁氏(69)について、「拡大役員会では、村井さんを支持したら民主党が支持者を失うという意見が大勢だった」と述べ、党として村井氏を推すことはない−との見通しを示した。
 また来賓で訪れた菅直人代表代行は、知事選について「県連の判断を尊重するのが本部の基本姿勢だ」と述べた。


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